スバルでインプレッサのボディ作ってました!
どうも期間工ねこです。
スバルの期間工の仕事のキツさについては、配属された課や、さらにその中のどの工程を担当するかによって変わってきます。
今回は、私の体験に基づいてボディ課のお仕事について触れていこうと思います。
トリム課以外は楽な仕事。スバルのボディ課ならきつくない?
2ちゃんねるなんかのスバル期間工スレあたりを見ると「トリム課」のキツさについてはかなり触れられてます。それだけキツイ仕事なんでしょう
目撃した人間層、2ちゃんねるの噂、その他諸々の実体験から
トリム課>ボディ課
キツさはこのような不等号になるのは私も納得しています。
では、それ以外の課に配属された人は楽な仕事なの!?(やったー♪♪)
なんてーいうわけにはいきません。
私は、元スバル期間工のボディ課でしたが、それなりに大変でした笑
最初の頃は生まれて初めてバックレようかと考えるくらいでした…。
※ただ2週間~1か月ほどで慣れます。
でも、そのきつさを乗り切って勤め切りました(褒めて褒めて!!)
はい。
それでは、平均的日本人体系よりちょい痩せ(172cm・55kg)の僕が、どんな感じでそのスバルの期間工のキツイ仕事を乗り切ったのかを、体験記を交えてお話します。
【安全第一!】気づいたら手袋がボロボロになるボディ課の仕事?!
「なんか年輩の人が多いな……」
僕の最初の印象はコレでした(予想と真逆)。
だってさ、あのきつい仕事で有名な期間工よ!?
工場の肉体労働なわけですよ。しかも、無慈悲に流れてくるラインで、休憩も自由には取れない勤務体制。
それはもう筋骨隆々の若者たちがマッスルポーズ決めながら通勤してるんだろってくらいオーバーな予想してましたよ。
しかーーし!!
実際に働いてるのは何の変哲もない痩せたおじさま方。
僕は正直思った
「こんな痩せたおじさんでも務まるんだから楽勝やろ♪」
そんな自分を今ではタイムマシンで過去に戻ってぶん殴りたいくらい愚かな考えだったと反省しています。
早速工場ラインに入り、その痩せたおじさまがアシスタントしてくれてお仕事を始めます。
スバル期間工ボディ課の業務内容は、簡単に言うと「型」に部品をはめ込んで溶接するお仕事。
溶接といってもアレよ?僕アーク溶接とかの資格とか経験なんてもちろん持ってないからね、そら完全に機械の仕事よ。
型に部品をはめ込んでボタンを押したら、何やらゴッツいマッスィーンが「ジジ……」っと必要な個所を溶接していく。んでそれが終わる頃にまた型に部品をはめ込んでおく。
これの繰り返し。
おいそこのキミ!
この話聞いた限りだと「おお、楽勝やん♪」と思っただろ!?
俺もそうだったよ……若かったな……
僕もやり始めの間は「よいしょっと!ふう、まあいけるやん!」くらいの感じだったよ。
でもそれを1時間……2時間……と続けたあたりから変化が訪れる。
~3時間後~
ぼく「腕が上がらん……部品が握れん……」
こんなことを言いながら地面に崩れ落ちてました。
初日の3時間で完全に前腕がイカレてしまいました。ちーん
僕はとにかく驚いた。だってさ、どんなキツイ運動した後でも筋肉痛は翌日とかに来るもんだと思ってたの。それが当日よ!?筋肉だけタイムトラベルかよ
部品の重さは1kg~20kgほどが何点かに分かれておりそれらをあちこちにはめ込むわけですが、これだけならば正直何とか耐えられると思うんです。
しかし!!
工場には「安全衛生」とかいうありがた~~い概念がありますので、我々工員が怪我をしないようにしっかりとした装備をさせるんですね。
上からヘルメット、保護メガネ、エプロン、ケブラーバンド、ケブラー手袋、皮手袋、安全靴等……我々の安全を守る装備がふんだんに施されたいます。
ありがたい……ありがたいんだが!!
これらの装備が俺の動きを邪魔するゥーーーー!!
もう気分は亀の甲羅背負った悟空とクリリン状態。俺らは亀仙流だった……!?
特にケブラー手袋&ブ厚い皮手袋のコンボったら、ないね!
もう握力が50kg→20kgくらいになった気分。軽い部品すら掴むのに若干苦労したのを思い出します。
そこで
脱げばいいやん
……とか思ったそこのあなた!!
車の裸のボディってヤバイぞ?ハッキリ言ってカッターの刃を持ち歩いてる気分。
だってよ?ブ厚い皮手袋が半日~1日でボロきれみたいにズタズタになんだぞ?
ヒドイときにはその下の丈夫なケブラー手袋までスパーンよ?
間違いない、軽装でこんな作業したらそれこそ血の海よ……(そもそも工場がやらせてくれない)
だから仕方ないの。邪魔な装備だと思っていてもやんなきゃなんない。人間って業の深い生き物ね。
無垢な顔で「スバルの期間工の仕事ってキツイの?」とか思いながら検索したあなたに一言アドバイスしとくと……
見積もりは重めにしとけ!!
これに尽きる。これ以上でもこれ以下でもない
待ちに待った!スバル期間工のきつい仕事内容にも訪れる慣れ
こうして最高に甘い見積もりから入って手痛いしっぺ返しを受けた僕ですが、「じゃあその地獄がずっと続くのか?」って言う不安もありますよね。
安心しろ、慣れる。
正直な話、僕はこの初日の土下座事件を皮切りに毎日地獄のような日々を過ごしました。
もうね、毎日身体がバラバラになりそうな感じ。僕がロボットなら「イママデアリガトウ……」とか言いながらぶっ壊れてるレベル。
部屋に帰れば飯食って風呂入って即寝る。それ以外の生命活動をやろうとは到底思えないほどの体力の消耗ぶりでした。
しかし2週間を過ぎた頃……!
人間の身体って不思議ですね。あのきつい仕事の内容に慣れが訪れるんですよ。
あんなにキツかった仕事が、なんとかこなせるようになってる!!(いやキツイはキツイよ?)
そこで僕は小躍りしましたね。いや工場で躍るのは迷惑だから妄想でですけど
別にその2週間で高密度な筋肉の鎧を手に入れたわけではありません。辛さから逃げるためにヤバイドラッグに手を出したわけでもありません。
でもあのきつい!仕事に慣れてるんです!!!
1ヶ月を過ぎた頃には「あの地獄は何だったんだ」ってくらいサクサク仕事できるようになりました。
もはや機械。機械の身体を手に入れたような錯覚!
期間工の仕事が”今”キツくても絶対にあきらめないで!!!!
確かにスバルの期間工の仕事はキツイです。(っていうか他社もそんな感じだと思う)
しかし、われわれ人間には「慣れ」という心強い味方がいます。
年輩の方が多かったスバル期間工のボディ課でしたが、あの方々も「慣れ」を味方にしてあのキツイ仕事内容をこなしていったんですね。
だからこれから配属になる人とかはしっかり覚えててほしい。
いつか「慣れ」がくる!!
もちろん、その想像を超えて1ヶ月経っても身体がバラバラになりそうっつーか、若干なってんじゃねーかってくらいキツイ仕事内容にも当たる可能性はあります。
その時は期間工を見てくれている上司に相談しましょう。
上司だって奴隷を飼ってるわけじゃなく、一企業の「労働者」なわけで、法令を遵守して安全な工場運営をしなけりゃいけません。
そこであなたに無茶されて怪我なんてされた日にゃもう上から大目玉なわけですから。
もちろん「あーじゃあ楽な工程行っていいよ♪」とは簡単にならないかもしれませんが、他の工程に欠員が出た時に優先的に回してもらえるかもしれません。
ゆーて結構期間工の入れ替わりは激しかったりするから
そこで思うのは、残ったあなたはその状況に「勝った」ってことです。
つらくてやめちゃった期間工が負けだとは思いませんが、辞めちゃったらそこで給料も貰えなくなっちゃうし、また仕事探さなきゃじゃん。
ど~~~~にもなんないことを計画なしに無理に続けることは良いことだと僕は思えませんが、その中でもベストは尽くすべきだと思います。
だから期間工の仕事がキツかった時、まずやるべきベストな選択は「相談すること」です。
いいじゃん!上司に嫌な顔されても! 取って食われるわけじゃないんだし!
その仕事のキツさと、上司の一瞬の嫌な顔、どっちが辛いよ?
自分の未来をかけてその仕事に応募したなら、あがいてみようぜ!!
スバルの期間工という地獄に咲いた一輪の花、それがキミだよ!!
まあそんな地獄も大抵2週間がんばれば慣れると思うから、心配すんな
特に卒業したら他の仕事がいくらか楽に感じるからなんかお得感あるぞ?
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